年の瀬の静けさは、音が消えたのではなく、次の鼓動を待っているだけだ。
森岡 拓人
鉄道運転士で詩人の森岡が、大晦日の終電を走らせた後に手帳へ書き留めた一節。ホームに誰もいない時間帯に感じた緊張と安堵を、翌年への期待として言語化した。